【SPECIFICATIONS】 NAME：NISSAN SKYLINE (4DOOR SEDAN) GRADE：GTS25 Type S/S REGISTER YEAR：1997 TYPE：E-ER33 LENGTH：4720mm WIDTH：1720mm HIGHT：1360mm WEIGHT：1340kg TRANSMISSION：5SPEED MANUAL ENGINE：RB25DE (L6 2498cc 190ps/23.5kgm) FUEL TANK：65liter (Premium) SHOES：205/55 VR16 (YOKOHAMA DNA GP) BLAKES：VENTILATED DISK (F&R) Cd：0.32

【GTS25 Type S/Sの特筆すべき装備専用】 ■モノフォルムスポーツシート＆運転席サイドサポート機能 　（サポートはいいが、デザインがいただけない） ■間欠リアワイパー 　（雨の日の必需品） ■LEDハイマウントストップランプ内蔵リアスポイラー 　（必要ないかも……） ■4輪アルミキャリパー対向ピストンブレーキシステム 　（NISSANロゴ入りのでかいキャリパーがお気に入り） ■スポーツタイプサスペンションシステム 　（足は固いです。ホイールハウスの隙間がもうすこし小さければ……） ■6.5JJ×16インチアルミ＆205/55R16 89Vタイヤ 　（もう一回り太いタイヤでもいいかも）

【スカイラインの長所と短所】

○長所○ 　・クレスタに比べるとはるかに速い 　・クレスタに比べるとややうるさいが、不快な音ではない 　・ターボ車に比べてパワーが控えめで扱いやすい 　・クレスタよりも55psもパワーがあるのに20kgも軽い 　・「グォーン」という高回転時の音がよい 　・着座位置が低くてスポーティ（初めて乗ったときはビックリした……） 　・サイドとリアのバッヂ以外ターボ車と見た目がほとんど同じ 　・クレスタよりもはるかに居住性がいい 　・クレスタほどではないがそこそこ小回りが利く 　・パワステは適度な重さで良い 　・MTなので運転が楽しい 　・ニスモのソリッドシフトを入れたおかげで節度感が増した 　・エアコンがよく効く 　・ブレーキがよく効く 　・ヘッドライトが明るい 　・オーディオの音がいい 　・7000rpmまで一気に吹け上がる（クレスタでは5000回転過ぎると頭打ちだった） 　・ターボ車ではないので保険が安い（３割〜４割は安い） 　△短所△ 　・クレスタより５年も新しいクルマとは思えないほど内装が安っぽい！ 　・燃費がかなり悪い（とはいえ、乗っているうちに良くなってきました） 　・トランクが狭い・形状が悪い（奥がひな壇状になっている） 　・クラッチが少し重い 　・欲を言えばイエローのフォグランプが欲しい 　・ミッションのシンクロが傷み気味（ドライバーがへたくそなせいもある） 　・雨の日はちょっとアクセルを踏んだだけでも滑る（クレスタよりパワーがある分怖い）　 　・タイヤが引っ込んで見えるので格好悪い 　・純正アルミのデザインがいまいち 　・低回転時は４気筒のような安っぽい音がする 　・ワイパーやウインカーレバーのタッチが安っぽい 　・タイヤが細く小さく見える

　前車のクレスタがそろそろ13年目を迎えようとしていた2003年秋、無性にクルマが欲しくなってしまいました。父からクレスタを譲り受けて早６年近く、エンジンはまだまだ元気でしたが、エアコンは効かず、ショックが抜けきった足回りはフワフワ、タイヤも減ってきていたため、快適性・安全面で不安がありました。そこで、2003年の秋、愛車を買い換えることをついに決意！今年の年初に日産・スカイライン（R33）に乗り替えることと相成りました。

　なぜスカイラインにしたのか？ということですが、クルマ探しの当初は必ずしもスカイラインにこだわっていたのではなく、直６エンジンとMT（できればFR。というか、直６エンジンだと選択肢は必然的にFRか4WDに限られてしまう）の組み合わせのあるクルマが欲しかったのです。クーペでも構わないのですが、２シーターではなくプラス２＆トランクくらいの実用性はある方がいいな、と思っていました。また、燃費やメンテナンスを考えて、さらには運転スキルは所詮素人レベルですし、サーキットを走ることもめったにありませんので、ターボ車のような過剰なパワーは要りません。

　そこで筆頭候補になったのがアルテッツァAS200です。クレスタにも搭載されていた1Gエンジンはフィーリングもすこぶる良く、優れた実用性と塊感のあるデザインともあいまって非常に魅力的な１台でした。が、現行型ということもありいかんせんUカー相場が高く、社会人１年生のわたしにはちょっと負担が大きすぎました。

　他の選択肢として、クレスタやマーク２などにもMT車はありましたが、これはUカーのタマ数が少なく、探すどころじゃありません。そこで俄然次期愛車候補に躍り出たのがスカイラインです。最後の直６スカイラインとなったR34型は絶版となって間もなく（といってもすでに３年経ちますが）、こちらも相場は高値安定。また、名車の誉れ高いR32型は最終モデルが出てからすでに15年近く経過しており、長く乗るうえでは心配です。そうなると現実的な選択肢としてはR33型が浮上します。わたしはこのR33から選ぶことにしました。

　R32にくらべてカッコ悪くなったとよく言われるR33ですが、後期型にかんしていえば私は結構好きなデザインなんです。ホイールベースは長いけれど、平べったくって、と言う感じが。見ているうちにますます気に入ってしまいました。ただ、前期型の「寄り目」フロントマスクだけはいまだに好きになれない、というのが正直なところです（オーナーの方、すいません）。

　スカイラインには、ご承知のように、２ドアクーペと４ドアセダンの２つのボディタイプがありますが、わたしはどちらでも良いと思っていました。ただ、クーペはターボ車以外ではホイールが４穴になり、純正タイヤ＆ホイールのサイズは15インチと小さく、ブレーキも貧弱で見た目からしてちょっと寂しい。

　一方、セダンには、2.5リッターNA（自然吸気）にMT&ターボ足（スポーツタイプサスペンションシステム＆205/55R16タイヤ＆アルミ）を組んだ「GTS25 Type S/S」が後期モデルにのみ設定されていました。S/Sはおそらく"Sports Sedan"の略でしょう。四輪操舵のHICASは付いていませんが、不要だと思います。190馬力はやや性能過剰にも思えましたが、それ以外は私の好みにぴったりと合った設定です。しかも、クーペに比べて相場がかなり安いセダンはますます魅力的な存在になっていったのでした。ただ、流通量がかなり少ないので、なかなか見つけられないだろうと思い、条件に合うクルマを時間をかけてゆっくり探していこうと思いました。

　保証面を考えると、車両価格はやや高くなりますがやはりメーカー系ディーラーのクルマが安心です。ですから私は日産の中古車に出向いて希望の条件のクルマを探してもらうことにしつつ、同社の中古車検索サイトのGET-Uで毎日検索しつづけました。

　そして12月某日、GET-Uを検索していると、その日入荷したてという1997年式のタイプS/S（シルバー）がすぐ近所のディラーで、しかもかなりのお手頃価格で出ているじゃありませんか！さっそく電話をして、実車を見に行くことに。左のリアドアに３カ所の小さなエクボがある以外は外装に問題はありませんが、どうやらこのエクボがお手頃価格の要因のようです。

　さて、残念ながら試乗はさせてもらえませんでしたが、エンジンは当然をかけさせてもらいました。ふけあがりやミッションの入り具合には大きな問題はありませんでした。また７年落ちながら走行距離が３万８千キロとかなり少なめであること、説明書・記録簿付でディーラー整備されてきたことや、納車前整備はきちんとやってもらえるうえに保証が１年付くことなどを考慮して、あっさり購入を決断してしまいました。

　かなり走行距離が少ないので、巻き戻しの可能性も疑いましたが、前オーナーがディーラーで整備をしていて記録簿にきちっと距離が残されていたので、信用することにしました。エクボについては、パッと見じゃまず分かりませんし、どうせ乗っているうちに傷つけることになりそうなので、そのままでいいや、ということになりました。

　そして今年１月下旬、めでたく納車と相成りました。クルマ購入に関わる費用ですが、車検をとって70万円ちょい（自動車保険は別）、といったところです。私の場合、納車整備のついでにニスモのソリッドシフトとフロントグリルを交換しましたので、もう少々かかりました。

　貧乏社会人なので当面はドノーマルで乗ることになりそうですが、逆に元のカタチを維持しているR33は数が少なくなりつつあるので、下手にいじりたくないような気もします。とはいえ、外装はともかくとして中身の方はちょっとずつ手を加えていきたいと思います。

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