私はビールが好きですが、そのお供にいつも辛いものを食べます。

　ビールを買うたびにカライ〜カあるいはカラム〜チョを買うのです。

　でも、ビールは飲んでも、カライ〜カあるいはカラム〜チョを食べない時があります。

　だから、気が付くと、カライ〜カあるいはカラム〜チョがたまってたりします。

　時たま、カライ〜カあるいはカラム〜チョをおやつ代わりにして食べるのですが、これが結構からい。

　からいんだからカライ〜カでありカラム〜チョなんですが、

　カライ〜カのパワーアップ版、キムチ風味カライ〜カはもっとからいのです。

　一方、カラム〜チョはカライ〜カほど辛くはありません。

　カラム〜チョという商品名なのに、それほどからくはないのです。

　とはいっても、カラム〜チョだって、からいことはからい。

　ただ、カライ〜カに較べれば、カラム〜チョはそれほどからくはない、ということなのです。

　それだけに、カライ〜カの辛さの優位性がアピールされてしまうのです。

　それにしても、カライ〜カというネ〜ミングは素晴らしい。

　からいイカだからカライ〜カ。

　甘いイカだったらアマイ〜カ。

　苦いイカだったらニガイ〜カ。

　黒いイカだったらクロイ〜カ。

　くさいイカだったらクサイ〜カ。

　痛いイカだったらイタイ〜カ。

　なんたって応用が利きます。

　カラム〜チョではこうはいきません。

　それに、「イ〜カ」とうふうに、「イ」と「カ」の間を「〜」で伸ばしているところも良いですね。

　もし、「カラ〜イカ」という風に言うようでは、何となく言いづらい。

　応用だってききにくいです。

　甘いイカだったらアマ〜イカ。

　苦いイカだったらニガ〜イカ。

　黒いイカだったらクロ〜イカ。

　くさいイカだったらクサ〜イカ。

　痛いイカだったらイタ〜イカ。

　でも、「カ〜ライカ」という風になると逆にいい感じがします。

　甘いイカだったらア〜マイカ。

　苦いイカだったらニ〜ガイカ。

　黒いイカだったらク〜ロイカ。

　くさいイカだったらク〜サイカ。

　痛いイカだったらイ〜タイカ。

　これはこれで結構いいですね。

　では、一番後ろに「〜」を付けて伸ばす、というのはどうでしょうか。

　「カライカ〜」みたいな。

　甘いイカだったらアマイカ〜。

　苦いイカだったらニガイカ〜。

　黒いイカだったらクロイカ〜。

　くさいイカだったらクサイカ〜。

　痛いイカだったらイタイカ〜。

　いまいちピンときませんね。

　でもこれだったら、会話するとき紛らわしくて仕方がありませんね。

　たとえば、次のように。

　ひらがなで書いてみます。

　Ａ：「おまえ、からいか〜食ったことある？」
　Ｂ：「ああ、あるよ。からいか〜、すげぇからかったよ。」
　Ａ：「からいか〜はそんなにからいか〜。」
　Ｂ：「からいか〜はほんとからいんだぜ。おまえもからいか〜食ってみろよ。」
　Ａ：「じゃあ、コンビニ行ってからいか〜売っているかみてこようぜ。」

　コンビニにて

　Ｂ：「ないな〜からいか〜。」
　Ａ：「売れているみたいだな、からいか〜。」
　Ｂ：「からいか〜ないならしょうがないか〜。」
　Ａ：「そうだな。からいか〜ないのは残念だけど、からいか〜がからいって話をきけたからいいか〜。」

　ね。紛らわしいでしょ。

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