チョコレー党宣言　第１回 LeTAO（ルタオ）

	■紅茶とミルクの素敵な出会い 　LeTAOはベイクドケーキからパウンドケーキ、プリンなどを得意とする小樽の洋菓子舗です。北海道の自然の恵みを存分に生かした、素朴でまろやかな味わいに定評があります。今回ご紹介するのはチョコレートの"Royale Montagne"。さしずめ「王家の山」といったところでしょうか。 　「ノスタルジック・モダン」がブランドテーマだけあって、パッケージからしてモダーンに洗練されたセンスがあふれています。ステーショナリーや雑貨ショップを思わせるパッケージは買う側の心理をくすぐりますね。
	■３つの国からこんにちは 　さあ、箱を開けてみましょう。名前の通り、うす〜くココアパウダーに包まれたピラミッド状のチョコレートたちが姿をあらわしました。 　ふたの裏には「オリジナルレシピのショコラをベースに北海道産ミルクとベルギー産ショコラをブレンドしダージリン紅茶で仕上げた、深いコクとまろやかな口どけのショコラです」とあります。たしかに、カカオパウダーの香りの中にも心なしか紅茶の香気が漂ってくるような気がします。日本（北海道）、ベルギー、そしてインド（ダージリン）と、まさに世界の素材を一粒のチョコレートに凝縮しているのです。
	■雪のような、口どけ 　それでは食べてみましょう。 　ん〜、この口どけの良さは格別ですね。口の中でカカオパウダーが唾液にさっと染みこむと、あたかも雪が溶けるかのようにただちにチョコの風味が口のなか全体に広がっていきます。チョコをかまずに、ピラミッドのカタチのチョコレートを口の中でコロコロ転がしながらだんだんと溶かしていって角を丸めていくのが、この上なく気持ちいいんです。
	■口の中全体に広がる、紅茶の風味 　そして食べ終わった後、口のなか全体に広がる、ほのかな紅茶の風味がこれまた絶品。ついつい後を引いて次のチョコを口に放り込んでしまいます。計15粒をあっという間に食べてしまいました……。ちょっとカロリー取りすぎですね。それにしてもこのおいしさ、皆さんに伝わっているでしょうか。文章で味を表現するには限界がありますので、興味を持った方はぜひともいちど食していただきたいと思います。 　次回はROYCE（ロイズ）の「マイルドカカオ」を取り上げます。お楽しみに。