いや〜、第２回を迎えてしまいました。こんなくだらん企画書いてる暇あったら早く音楽ページの更新をしろよ！という感じですが、ご安心を。そっちの方もそれなりに進めています。もう少しお待ちを。

　で、今回は恋愛相談の第２回目ですね。さっそくお悩みに答えていきましょう。日向小太郎（仮名）さんからのお便りです。

　「キタジマさんこんばんは。私、高校２年生の日向小太郎（仮名）と申します。「俺のサッカーは負けないサッカーだ！！！」の日向小次郎ではありません。

　ところで、実はぼくには、すごく好きな女の子がいます。その子を仮に「花子」さんとしましょう。また、ぼくには大の親友、小空翼という奴がいます。こいつとぼくは大の仲良しで、いつも殴り合ったりして楽しく遊んでいる仲なのですが、実はその小空翼も「花子」さんのことが好きだというのです。

　ぼくは「花子」さんが好きだと言うことを小空翼には言っていません。しかも！今度、その小空翼が「花子」さんに告白するというのです！肝心の花子さんですが、どちらかというと小空翼よりぼくの方に好意を寄せているようなのです。しかし、小空翼に先んじてぼくが花子さんに告白してつきあうことになったら、僕たちの友情は崩壊してしまいます。

　キタジマさん！ぼくはどうしたらよいのでしょうか。告白すべきでしょうか、それとも友情を大切にするべきでしょうか。教えて下さい。」

　ふむふむ。なかなか切実なお便りです。

　つまり、日向小太郎（仮名）君と、小空翼君と花子さんは三角関係と言うことなのですね。

　友情を取るか、恋愛を取るかですが。私ならどうするか、ですが、そうですね〜、難しいところです。

　私の場合、いわゆる「ライバル」がいるのがわかった時点で、さっさとあきらめますね。何よりもまず、ライバルがいることがわかってたら、そんな人気のある女の子には手を出さないですね。しかし、小太郎君はそうも行かないでしょう。

　なぜなら、相手は小空翼君ですから。しかも花子さんは小太郎君の方に好意を抱いていると言うことではないか！それなら迷うことはありません。ふっふっふ。いきなりいきますよ〜。ずばり、

　小空翼君に告白せよ！

　どうですか、みなさん。そもそも、「愛」とは与え合うモノなのですよ。小空翼君は花子さんに告白し、花子さんは日向小太郎君に告白し、日向小太郎君は小空翼君に告白する。これで、「愛のトライアングル循環構造」は完成です！

　素晴らしいではありませんか。成功したら成功したでそれで良いじゃありませんか。っていうか、何よりもまず、成功する可能性がありえない！失敗が確実なのです。失敗して、小空翼君は花子さんが好きなはずですから小太郎くんはフラれるはずです。

　小太郎君に好意を抱いていた花子さんはきっと「私以外の人になんか告白して！なんて奴なの！く〜！」とハンカチを口にくわえて小太郎君にあきれるはずですから、新たな出会いを見つけるというのもおつでしょう。これで両方とも縁が切れるわけです。

　これがベストの選択だと断言しましょう。なぜ両方とも縁を切らねばならないのか？小太郎君は花子さんが好きだし小空翼君とは大の仲良しだというのに。お答えします。

　私が何よりも言いたいのは、「友情か恋愛か、どっちを取るか」ではなくて、「友情も恋愛も両方とも破壊してしまえ！」ということなのです。「小空翼も花子さんも傷つけたくない」なんてきれいごとの裏には、「自分は悪者になりたくない」という意図が隠されているのですよ。

　しかもどちらも傷つけないような選択はありえない。しかも、こういうケースの場合、どっちをとっても、結果的には何らかのかたちで後悔することになるはずです。

　同じ後悔をするのなら、少なくとも将来的に自分にプラスになる選択をしたい。だから、きっぱりと友情も恋愛も破壊する手っ取り早い手段として、小空翼君に告白という選択が一番と考えたのですよ。花子さんには完全に嫌われることもできるので、彼女に対する思いは薄らいでゆくことでしょう。小空翼君にも近づいてもらえなくなるでしょう。

　そして、日向小太郎君にはどこかで新たな出会いが！それはバラ色の人生！そうすれば、万事解決！